また一人、偉大な人物がこの世を去った。
その男はおよそ50年ほど昔、師匠に連れられ海を渡ってやってきた。
当時の青森はまだまだ煮干しラーメン全盛時代、油の浮いたコッテリ味噌ラーメンに人々は見向きもしなかったという。
だけど男は諦めない、道の先に未来があると信じ作り続けた。
やがて若者を中心にクチコミは広がっていく、あそこどうやらウメェらしいぞ、麺もスープもなんかシティでナウいらしいぞ、と。
振り返れば大きな道になっていた、夢見た未来とあの頃は繋がっていた。
男の名前は大西文雄、味噌カレー牛乳ラーメン生みの親にして青森ラーメン界の大恩人のレジェンドが、つい先日にこの世を、去った。
X(旧twitter)公式より
いつまでも届かないで欲しかったニュースがついに公のものになったのがつい先日、そしてハイボールマンは覚悟を決める。
味の札幌 大西
故人を偲ぶ気持ちに嘘はない、自分に出来ることを探すうちに辿り着いたのは、きっと人生ほぼほぼの時間を過ごしただろうここでした( ´༎ຶㅂ༎ຶ`)
とあるスジから療養中とは聞いてたものの、まだ早い、まだまだ早い、って気持ちがやっぱり強い
訃報を聞きつけた地元民たちが埋め尽くす店内、それだけに事情なんも知らない一部の標準語ワゲモノのキャッキャがまぁ耳障りで(;´Д`A
調味料たちだって多くの時間を彼と過ごしてきたわけで、きっと悲しみの深さに人とかコショーとか関係ないわけで
味噌カレー牛乳チャーシュー
いつもなら牛乳なし選ぶハイボールマンも今日だけはちょい違う、厳かな面持ちでオーダーした「味噌カレー牛乳ラーメン(チャーシューTP) ¥1,180」
味噌カレー牛乳ラーメン…980円
チャーシュートッピング…200円
総額1,180円、もちろん香典はまた別で然るべきTPOで(˙ ૄ˙ )
チャーシュートッピングの迫力はなかなかのもの、しかも脂身ない部位ながら柔らかく仕上がってる最高品質、つまり見た目以上に腹溜まるやづ
トップに置かれるカットバターは目印、きっと彼もこれ目指してキュウリの馬乗ってやってきてナスの牛で帰ってぐんだべなぁ(´ῥ`)
偲び、喰う
世にあるものを組み合わせ、そこから新しいものを生み出すのは世界に誇る日本人の優れた気質、そして彼はコレ生み出した瞬間に神になった(•́✧•̀●)
巻きやすい、イコール正義
※個人の見解です、めぐせぐ巻げば法律で罰せられる可能性があのそのえーっとえっと(;´д`)
たったのプラス70円でモヤシマシが可能、だけどやらないところにハイボってやつの内弁慶っぷりが光る(๑˙❥˙๑)
石塚製麺製の中太ちぢれ麺は今日も安定のネオンイエロー、オール明けにはグラサン必須
「てんちょーハイボがまたまた来ちゃっ、あっ、、、
、てんちょー、、そっちにもハイボ除けのキンチョールってあるんすかぁ、バルサンとかってあるんすかぁ、、聴こえてますかぁ、ねぇ、、てんちょー」
これがワサビだったら泣いちゃうけれど、汗のせいにしたいからハイボは一味を振るよグスンとね(இ(エ)இ`)
今日は祈りのフザケ巻き、大真面目に渾身の精一杯で真摯に鎮魂の祈り代わりのフザケ巻き
R.I.P. 親分( Ĭ ^ Ĭ )
”自分らしさを大切に”、かつて背中に見えたあのメッセージを胸に肉で持ち上げてるハイボが居ますよ店員さーん(´ῥ`)
たっぷりワカメがもつ豊富な水溶性食物繊維、これで腸内環境が善玉菌とダッフィーとリルリンリンで溢れて今年は良いクリスマスになりそうだ(ර⍵ර)✧
幸せな時間ほどまるで激流のように右から左、だからこそ断りもなく勝手に喰ってた自分が無性に腹立たしい( ³⌓³)
また来よう、スピリッツはここにあるꆨ❥ꆨ
ちなみに激安ニンジンもここにあるꉨڡꉨ
HRP:29 /35 point
HRP(Highballman’s Ramen Point)とは、
ハイボールマンが独自の視点でそのラーメンをポイント化したもの。
良い子も悪い大人も絶対に参考にしないでください。
スープ:☆☆☆☆☆☆★:6 おっふ最高
麺 :☆☆☆☆☆☆☆:7 おっふ最高
具材 :☆☆☆☆☆☆★:6 にぐにぐ最高
雰囲気:☆☆☆☆☆★★:5 幸せだぜ最高
値段感:☆☆☆☆☆★★:5 980円+チャーシューTP200円
巨星墜つ
長年、青森ラーメン文化醸成に尽力されてきた大西文雄氏が亡くなった。
居ても立ってもいられない、男は【味の札幌 大西】へと走り、そして【味噌カレー牛乳ラーメン+チャーシューTP】税込1,180円を頼み喰う。
北海道産の白味噌をベースにトンコツ&鶏ガラの動物系スープ、そこへショウガやら一味やらカレー粉やら県産牛乳やらをズドンと入れる。
それは食べた者にしか分からない、なんとも言えない調和のカオス。
中太縮れのネオンカラー麺はコシの強さとパンチある風味が魅力、スープにぼやけることなく喰えよ食えよと主張する。
さらに200円でのチャーシュートッピングも外せない。
脂身レスのしっとり仕上げ、巻いても巻かなくても美味い、そして美しい。
総じて最強、紛れもなく青森ラーメンを世界レベルに引き上げたといっても過言じゃない立役麺。
さすがやで大西親分、その身は果てても残した味とスピリットで向こう1,000年は語り継がられる伝説やでほんと最高のサスガヤデだでばやで。
ありがとう、同じ時代に息できてハイボはとっても幸せでした。
ってことで普通にまたそのうちお邪魔します、、ごちそうさまでした(;´Д`)R.I.P.
店舗情報
味の札幌 大西(あじのさっぽろおおにし)
所在地 | 〒030-0862 青森県青森市古川1丁目15−6 大西クリエイトビル 1F |
営業時間 | 11:00〜18:00(17:55L.O.) ※ただし11/23〜26は15:00まで |
定休日 | 火曜、水曜 |
オーダー | 口頭 |
支払方法 | 現金 |
駐車場 | あり(下画像参照) |
備考 |
メニュー
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