人はなぜ山を登るのか。
それは本ブログでも幾度となく取り上げてきたテーマでもある。
「なんで登るん?」、「だってそこにあるんだもん」、「え?」、「いやだからそこにあ」、「いやだから、え?」、「え?」、「え?」、、ていう。
そんな人類史上何億回もやり取りされてきただろう会話に、ハイボールマンは一つの解釈をみた。
山とは登るものじゃない、、山とは、喰うものである、と。
ニンニクかき分けモヤシをかき分け、セアブラだってブタチャーシューだって何のその、ヒックリ返したり時にはひっくり返されてしまったりして喰らうものこそが山であり、それは口臭だったり体調だったりといった、全ての未来を忘れた者にのみ喰う資格があるという。
つまり山とは、いつだって自分の中にある。
秋田大館にそんな山っぽいラーメンの噂を聞いたのは、ちょうどそんなバカな事ばっかり考えてた昼下がりのことでした。
赤からでありゴーゴーカレーであり竹本商店でもあるこの場所に、ついに男であり父でありだけど時には赤ちゃんのようなハイボールマンが来ましたよっと(•೭•)
「そこに山があるから、だからワシらはヤマモリばっかを喰らうのじゃ!」、「あーはいはいオジーチャン、いい子だからお部屋戻ろーねー」
ボックス席に通されたハイボールマン、人目が気にならないこの配慮、写真パチ男には好都合ッ!(❛ᴗ❛人)✧
さらに小上がり個室もいっぱいあるし、この辺はさすが居酒屋色の強い赤からだでば(•́✧•̀●)
大館まではるばる来た理由、そんなんコレ喰う以外にあるはずもなく(ஐ০౪০)
オーダー決まってるハイボが店員呼ぼうとタブレットの方を押しまくってたら、実はその下のおみくじ機の方だったのね、ってのは赤っ恥全開のここだけのハナシ
実のところ最後の最後まで迷っていたのが「中」にあたる森吉山にするかそれとも「大」の鳥海山にしてしまおうか、っていう自分の限界探し問題、、
決め手になったのは、食い残すのと悔い残すのは違うんじゃね?、、っていうまるで取ってつけたかのように思いついてしまった名言ぽい迷言(ತ◞౪◟ತ‵)
これは「火山」と呼ばれる辛味噌バージョン、塩/醤油/味噌に比べ50円高のセレブ飯
ニンニクは増さない、だって最近ほんと胃腸がオジーチャンなんだもの(ꃪꄳꃪ)◞
阿蘇山が噴火してる時によく火山なんて喰えるよなぁ、って?、、いや、えっとあの、いやえっと(;´Д`A
麺が何グラムだとかヤサイが何グラムとかはどうでもいい、、大事なのは、目の前のコイツにどう向き合うか、、だッ!!(ᇂ_Jᇂ)
おっふ野菜ギッシリやんけ、しかもその下の麺もギッシリやんけ、、こらあかん、逃げ出してまいたいわぁ(-᷄◞८ૄ◟-᷅)
配膳直後は冷えっひえのチャーシューは、そのまま食べるとダイレクトな脂のクドサが来るから、ちゃんと汁に浸かってるのを食べましょう
ジャキ加減よし、盛りも申し分なし、茹で汁の臭みなし、、やるでばなっ´థ౪థ
火山と冠した辛味噌だから、どれほどブッ辛いもんかと思ったら意外にマイルドなお味、身体でいったらニキビぐらい꒰’౪’꒱
あら意外と細いのねぇ、あーたちゃんと鍛えてるのぉ?、と思った麺がこれまた予想以上にカタくて美味い、サモハンキンポーよりもずっとブルースリーల(`Д´)
この鬼スナッキーなジャンク感、新しいわぁ好きだわぁ、と言いながらも手先はしっかりひっくり返しちゃってたりꈍ .̮ ꈍ
にしてもさすがは竹本商店のフラッグシップ鳥海山、この段階になると麺一口喰うごとにコップ一杯の水が絶対必要
前半にだいぶやっつけたと思っていたが、まだ居たか、、肉ッ!、コレ系ラーメンで後ろの方で出てくるとハンパない絶望感の、、肉゛ッッッ!(;´д`)
はぁはぁ、はぁはぁ、、こ、これで鳥海山のさらに上、「富士山」への挑戦券が手に入るっ!、、え?何ですか店員さん、、え?、先月末で富士山が、、終わっ、た、、?、、、、ギャフン!(゚o゚;;
オレん家でオレっちが作る特製ハイボールは、めっちゃ美味い!、いやこれ割とマジな話で( ་ − ་ )ུ
▼【テーブル上にあったランチなメニュー】▼
HRP(Highballman’s Ramen Point): 26 /35 point ⇒HRPランキング2021
スープ:☆☆☆☆☆★★:5 たぶんもっと辛くても
麺 :☆☆☆☆☆☆★:6 蹴っ飛ばして欲しい美味さ
具材 :☆☆☆☆☆★★:5 もうこれ以上は喰えません
雰囲気:☆☆☆☆☆★★:5 特別な今夜も演出可
値段感:☆☆☆☆★★★:4 1000円+火山50円
「煩悩おゲスマンは今日も何処かの街でモヤシの山を登るのよ」
なるほどコレが大館二郎の現在地、ってことなのね。
スープの完成度だったりアブラマシの破壊力の薄さ、しゃっこいペラ肉置いただけの肉盛り、「火山」に名前負けの辛度数、、。
でもそれらを吹っ飛ばすだけのビジュアルインパクト、そして何より特筆すべき麺の固有性。
その細さからは想像もつかないほどのガシゴシ食感、噛み締めるたびに口の中で広がるパラダイス感、そして鼻から抜ける小麦な風味。
まるで何かのスナック菓子のようなスナッキー感はまさに初体験。
やるではな。
にしても、一杯のサイズを大中小の3種類で分けたのは、マシマシコールに不慣れな貴婦人方や、トゥーシャイシャイな内弁慶には分かりやすいし頼みやすいしで、すんごくいい取り組みだべな。
これなら初デートで彼の前で大のヤサイマシマシでー、とか言えない女の子だってこっそり腹パイ喰える。
いいね、これぞザ・ユーザーフレンドリー。
残念なのは鳥海山の完食者のみに手渡される、特大サイズの豚そば「富士山」への挑戦券が既に廃止になっていたこと。
正直な話、喫食中のハイボールマンは何度もなんども諦めかけた、挫けかけた、心の柱がボッキリいきかけた。
だけどその度に頭の中で支えにしてたのは、そう、富士山挑戦権を握って自撮りして微笑む自分の姿。
うへへきっとバエルべなぁ、うへへ青森のハイボもこれでついに全国区だでぇ、うへへ芸能人にモテたりしたらどうすんべ、うへへ石原さとみならまあ考えてやらんでも、うへへ、うへへ。。
、、きっと神様は見てたんだろね。
もしハイボが神様の立場でも、こんな煩悩おゲスマンの妄想なんて死んでも叶えてやらないもんね。
だから今日から心入れ替えて真面目に生きよう、、いや明日から、いやもう来週からで、、うーんとまあその内でいっか、うん、、、ごちそうさまでした(✿´ ꒳ ` )ノ
竹本商店つけ麺開拓舎大館店(赤から大館店内)
営業時間:11:00〜23:00
定休日:なし
駐車場:店前にけっこういっぱい
※記事掲載時点での情報です
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