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【青森ねぶた2026】あおもりの夏いよいよ本番、大型ねぶた全台紹介と運行予定その備忘の記録

2026 8/02
イベント
ねぶた 大型ねぶた全台紹介 青森ねぶた 青森ねぶた2026 青森ねぶた前夜祭 青森の夏 青森夏本番
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  4. 【青森ねぶた2026】あおもりの夏いよいよ本番、大型ねぶた全台紹介と運行予定その備忘の記録

いよいよ明日から始まる青森ねぶた2026。

浮かれに浮かれたハイボールマン、やっぱりスキップ踏んで前夜祭会場に現れた。

そこで撮ってきた全23台の大型ねぶた、ここに一挙全台紹介。

【本記事は思いつき及び運行してるの撮ったらすぐ貼るの逐一更新】


青森ねぶた祭2026


【目次】

今年の運行マップ

R7course.jpg

タップで拡大

画像は青森ねぶた祭公式サイト(https://www.nebuta.jp/)より引用


出発地点①

新町通りと柳町通りの交差点

出発地点②

国道と柳町通りの交差点

運行スケジュール

・①/②はスタート地点を示す

スクロールできます
8/2
(日)
8/3
(月)
8/4
(火)
8/5
(水)
8/6
(木)
8/7
(金)
プロクレアねぶた実行プロジェクト①②①①①
に組・日本風力開発グループ①①①①①
NTTグループねぶた①②①②①
青森自衛隊ねぶた協賛会①②①②
あおもり市民ねぶた実行委員会①①①②①①
東北電力ねぶた愛好会②②①②①
日立連合ねぶた委員会②①①①①
Umios侫武多会①①①①
JRねぶた実行プロジェクト①①②①①
パナソニックねぶた会②①①②
日本通運ねぶた実行委員会①①②①
青森菱友会①②①①①
青森県板金工業組合①①①①①
公益社団法人青森青年会議所①①①①①
県庁ねぶた実行委員会①①①①
青森山田学園①①①①①
ねぶた愛好会①①①①①
青森市PTA連合会①①②①
ヤマト運輸ねぶた実行委員会②①①①①
私たちのねぶた自主製作実行委員会②①①①②①
二分団ねぶた会・アサヒビール②①①①①
サンロード青森①②①①①
青森市役所ねぶた実行委員会①①②①①
8/2
(日)
8/3
(月)
8/4
(火)
8/5
(水)
8/6
(木)
8/7
(金)

ねぶた師紹介

北村 隆(きたむら たかし) 

第6代ねぶた名人

2026制作ねぶた

▶ に組・日本風力開発グループ「一本松の決闘」

▶ ヤマト運輸ねぶた実行委員会「狐忠信」


北村 蓮明(きたむら れんめい)

2026制作ねぶた

▶ パナソニックねぶた会「三国志 鬼神『典韋』」


内山 龍星(うちやま りゅうせい)

2026制作ねぶた

▶ 二分団ねぶた会・アサヒビール「草薙の剣」


竹浪 比呂央(たけなみ ひろお)

第7代ねぶた名人

2026制作ねぶた

▶ JRねぶた実行プロジェクト「北海の雄」

▶ 青森菱友会「破邪顕正」

▶ 青森市PTA連合会「斑鳩の太子と伎楽面」


大白 我鴻(おおしろ がこう)

2026制作ねぶた

▶ 県庁ねぶた実行委員会「大虎退治 加藤清正一槍」


諏訪 慎(すわ まこと)

2026制作ねぶた

▶ ねぶた愛好会「鎮西八郎為朝」


北村 春一(きたむら しゅんいち)

2026制作ねぶた

▶ NTTグループねぶた「女媧と伏羲」

▶ 日立連合ねぶた委員会「吉野山 桜下の別れ」

▶ 青森県板金工業組合「義賊烈伝 石川五右衛門」


北村 麻子(きたむら あさこ)

2026制作ねぶた

▶ あおもり市民ねぶた実行委員会「道成寺」



立田 龍宝(たつた りゅうほう)

2026制作ねぶた

▶ 東北電力ねぶた愛好会「星の杜 妙見尊星王 伊達の三日月」

▶ 公益社団法人青森青年会議所「歌舞伎十八番之内 暫」


手塚 茂樹(てづか しげき)

2026制作ねぶた

▶ Umios侫武多会「風神 雷神 ~瑞祥の息吹~」


林 広海(はやし ひろみ)

2026制作ねぶた

▶ 日本通運ねぶた実行委員会「北天金神 東日流荒吐王」


吉町 勇樹(よしまち ゆうき)

2026制作ねぶた

▶ サンロード青森「鈴鹿山の鬼神伝説」


野村 昂史(のむら たかし)

2026制作ねぶた

▶ プロクレアねぶた実行プロジェクト「北方天毘沙門」


塚本 利佳(つかもと りか)

2026制作ねぶた

▶ 青森山田学園「閻魔王」


福士 裕朗(ふくし ひろあき)

2026制作ねぶた

▶ 青森市役所ねぶた実行委員会「十三の海鳴り・安東新九郎季兼、巌鬼山詣で」


小財 龍玄(こざい りゅうげん)

2026制作ねぶた

▶ 青森自衛隊ねぶた協賛会「守護の風 志那都比古」


大型ねぶた全台紹介

※順不同
※青森ねぶた祭公式HP「https://www.nebuta.jp/」から引用

プロクレアねぶた実行プロジェクト

運行スケジュール

8/2

8/3

8/4

8/5

8/6

8/7

北方天毘沙門 / 野村 昂史 作

北方を鎮める毘沙門天。

四天王の一尊として世の安寧を司り、外なる敵のみならず、人の心の内に潜む乱れをも見据える存在。迷い、怒り、欲といった揺らぎはやがて形を持ち、邪鬼として現れる。

それは打ち倒すべきものではなく、誰しもが抱える内なる陰の象徴である。

毘沙門天は、その邪鬼に対し力でねじ伏せることなく、一歩も退かず、ただ踏みとどまる。

その在り様が、争いに至らぬ道を静かに示す。

宝塔を奪いし邪鬼より、ただ宝のみを取り返し、その身を罰することなく鎮める。

宝塔とは、仏の教え、すなわち揺るがぬ真理と安泰の象徴。

そこにあるのは、対立を生まずして秩序を取り戻す、真に強きものの静けさである。

混迷の世にあって、力と力がぶつかり合う中、

なおも争わず、守るという意志。

その揺るがぬ姿こそが、未来を照らす灯となる。


その勇姿


に組・日本風力開発グループ

運行スケジュール

8/2

8/3

8/4

8/5

8/6

8/7

一本松の決闘 / 北村 隆 作

慶長二十年、大阪城落城。炎が舞い、血煙が漂う中、生き延びた浅利萬太郎[あさりまんたろう]。
かつては豊臣家の家臣であったが、城の陥落とともに家族と仲間を守るため、命からがら北へ北へと逃れた。

逃れた先は青森の『沖館村』であった。この地は稲作に適していなかった。萬太郎は村の者たちと話し合い、上流の豊かな水源から水を引き込もうとする。しかし、上流には『安田村』があった。

萬太郎は暗闇に紛れて密かに水路を掘った。しかし、それに気づいた安田村の者たちとの水争いが始まる。安田村の若き庄屋、田村源兵衛[たむらげんべい]と浅利萬太郎の対立が始まった。

これが『一本松の決闘』と言われる。

互いの命を懸けた戦いであった。萬太郎は、この争いを終わらせる策を提案する。水を分け合い、水の管理を両村で協力して行うというものであった。

こうして水争いは終わった。

これは現在の青森市千富町に伝わる『万太郎堰』の物語である。

現在も万太郎堰の脇には一本松が存在する。


その勇姿


NTTグループねぶた

運行スケジュール

8/2

8/3

8/4

8/5

8/6

8/7

女媧と伏羲 / 北村 春一 作

遠き神話の時代、天は傾き大地は裂け、世界は混沌に包まれていた。

そのとき現れたのが、大地の母・女媧[じょか]と、天の理を悟りし聖王・伏羲[ふっき]である。

女媧は五色の石を煉り、破れた天を補い、神亀の四つの足をもって四極を立て、再び世界が崩れぬよう大地を支えた。

かくして天地は救われ、人々は生をつなぐことを許された。

一方、伏羲は天を仰いで星の巡りを観、地に伏して山川の理を察し、八卦[はっけ]を定めて陰と陽の道を示した。

さらに人々に、結び、分かち、支え合う術を教え、家族と社会の秩序を授けたのである。

女媧が世界を救い、伏羲が世界に理を与えた。

蛇身の二神が尾を絡め円をなす姿は、天と地、陰と陽が調和し、命が巡り続ける宇宙の姿を象徴している。

このねぶたは、混沌を越え、秩序へ至る創世の物語「女媧と伏羲」を顕し、今を生きる私たちに、世界を守り、整え、未来へつなぐ力を問いかけるものである。


その勇姿


青森自衛隊ねぶた協賛会

運行スケジュール

8/2

8/3

8/4

8/5

8/6

8/7

守護の風 志那都比古 / 小財 龍玄 作

鎌倉時代中期、「蒼き狼」チンギス・カアンの孫であるモンゴル帝国第5代皇帝クビライは、大船団を日本へ派遣し、その征服を試みた。

世にいう「蒙古襲来」である。

元の大軍は、対馬、壱岐を瞬く間に蹂躙して博多湾へと姿を現す。これに立ち向かうため、鎌倉幕府は御家人を大宰府に集結させ、上陸する元軍を迎え撃つ。肥後の御家人竹崎季長などの鎌倉武士は、元軍の集団戦法や火薬を用いた武器に苦戦を強いられつつも、粘り強く戦い、敵将を射倒すなど、頑強に抵抗する。

日没を機に元軍は船団へと引き揚げるが、その夜大嵐が到来し、荒れ狂う風に海は沸き立ち、大船団は次々と沈没し、退散を余儀なくされる。この「神風」を吹かせたと云われる神こそ、「志那都比古」である。

ねぶたは、本来無病息災を願う祭りである。五穀豊穣、風水害除け、航海・航空安全、そして国土の安寧を司る神である「志那都比古」が神風を吹かせ、元の大軍を相手に奮戦する鎌倉武士を助けて我が国を守り抜いた場面をねぶたの題材とし、迫り来る脅威に立ち向かい、地域そして国民の安全・安心と平和な暮らしを守る自衛隊の姿と重ね合わせたものである。

紛争の発生によって、不安定かつ不透明なものとなっている国際情勢、頻発する自然災害、物価の高騰などにより、難局の時代を迎えている今日。鎌倉武士の奮闘と志那都比古の加護によって、先人が危機を克服したように、私たちがこの難局を乗り越えるとともに、世界の風廻りが良くなり、ここ青森の地に安寧と豊かな恵みがもたらされることを切に願う。


その勇姿


あおもり市民ねぶた実行委員会

運行スケジュール

8/2

8/3

8/4

8/5

8/6

8/7

道成寺 / 北村 麻子 作

昔、奥州から熊野詣に来た修行僧安珍[あんちん]は真砂庄司[まなごしょうじ]の一人娘清姫[きよひめ]に一目惚れされた。

清姫の情熱を断り切れない安珍は熊野からの帰りに再び立ち寄る事を約束したが、安珍は来なかった。

怒り狂った清姫は髪を振り乱し大蛇となって安珍を追う。

安珍は道成寺に逃げ込み、寺の吊鐘の中へかくまわれるが、清姫は蛇へと変わりゆく己の身体を吊鐘に巻き付けついには吊鐘諸共、全てを焼き尽くしてしまったという。

この物語を元にした歌舞伎演目『京鹿子娘道成寺[きょうかのこむすめどうじょうじ]』は、女形の最高峰が演じるキャリアの集大成としても知られ、今でも多くの人々に愛され、演じ続けられている。

この題材は自身が修行時代初めてねぶたの下絵として描いた作品であり、それから十数年たった今、再び初心に立ち返ってねぶたと向き合い、これまでお力添えくださった全ての皆様に感謝の気持ちを込め制作するものである。


その勇姿


東北電力ねぶた愛好会

運行スケジュール

8/2

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8/5

8/6

8/7

星の杜 妙見尊星王 伊達の三日月 / 立田 龍宝 作

仙台藩の初代藩主で奥州の雄「伊達政宗[だてまさむね]」は、城下を取り巻く環境を整備するため、「天文学」を重視していたとされる。

興味深いことに、伊達政宗が築いた「仙台城本丸」を起点として、「大崎八幡宮」「青葉神社」「仙台東照宮」「榴岡天満宮」「愛宕神社」の6つの寺社仏閣を線で結ぶと「カゴメ紋」つまり「六芒星[ろくぼうせい]」の星型となる。これは、仙台の人々を守る結界になっているとも言われている。

「天文学」の礎となったのが、平安時代に活躍した「安倍晴明[あべのせいめい]」の自然哲学思想の「陰陽道[おんみょうどう]」である。月、星の動き、日食、月食の起きる日を観測し、異常時は「天文密奏[てんもんみっそう]」として国家に報告していた。そこで、異常がないようにと信仰されていたのが「妙見菩薩[みょうけんぼさつ]」であり、「北極星」や「北斗七星」を神格化した仏の一つが「妙見尊星王」である。

「妙見尊星王」は「星の王」とも言われており、天体を支配し、国土を守り、災いを除き、福寿を増すということで信仰されてきた。

ねぶたの場面は、戦国武将が信仰していた「妙見信仰」の神格化された「妙見尊星王」が伊達政宗の代名詞となる「三日月の立物が施された左右非対称な兜」を星や月に武運を祈願しており、「北斗七星」を東北六県と新潟の七県に見立て、地域の更なる発展に願いを込めたねぶたである。


その勇姿


日立連合ねぶた委員会

運行スケジュール

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吉野山 桜下の別れ / 北村 春一 作

平氏を討ち果たし、源平合戦の英雄となった源義経であったが、兄・頼朝との不和により、情け容赦なく追われる身となった。

静御前を伴い、逃げ延びた先は桜の爛漫たる吉野山。

しかし、当時の吉野山は女人禁制の峻厳なる修験の場。義経はこれ以上静を連れて行くことは叶わぬと悟り、苦渋の決断をもって別れを告げる。

再会を信じ、武士の誉れである弓を手に愛馬を駆り、孤独な旅路へと踏み出す義経。

その背を見送る静は、愛する人への尽きぬ思いと再会の願いを一振りの舞に込め、桜吹雪が舞い散る中で、涙を呑んで艶やかに舞い踊る。

本作は、たとえ離れていても互いの絆を信じ、消えることのない二人の「熱き鼓動」を表現した。

桜散る刹那の別れは、終わりではなく始まり。
この峻烈な覚悟は、暗雲を切り裂く光となり、まだ見ぬ輝かしき「未来の鼓動」を力強く伝えている。


その勇姿


Umios侫武多会

運行スケジュール

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風神 雷神 ~瑞祥の息吹~ / 手塚 茂樹 作

風袋を担ぎ風を自在に操る風神、連なる太鼓を打ち鳴らし雷光を放つ雷神。

天候を司る二神は畏怖の対象であると同時に、豊穣と吉祥をもたらす恵みの象徴として古来から多くの人々に信仰され、江戸時代の画家 俵屋宗達[たわらやそうたつ]と尾形光琳[おがたこうりん]の「風神雷神図屏風」はそれぞれ日本美術の中で強烈な印象を残している。

ねぶたは、激しく渦巻く烈風で、世の災いを吹き飛ばし、気温上昇した地球の過熱を和らげる風神と、轟く雷鳴の中、天の秩序を力強く体現する雷神の姿である。

異常気象により環境の変化が著しい昨今、荒々しくも荘厳な二神に、大自然の失われた均衡が回復し、希望に満ちた新しい時代が切り開かれることを切に祈るものである。 


その勇姿


JRねぶた実行プロジェクト

運行スケジュール

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北海の雄 / 竹浪 比呂央 作

日本列島北部周辺、とりわけ北海道の先住民族であるアイヌは、独自の言語を有し、独特の文様による刺繍、行事やまつりで踊られる古式舞踊など、豊かな文化を発展させてきた。

アイヌ固有の信仰として、この世のもの全てに魂が宿るという考えも根付いており、事あるごとに神への祈りを捧げ、生きるために必要な動植物の命をいただくにあたっては最高の礼をつくして敬った。中でもヒグマは食用であると同時に特に敬うべき存在で、ヒグマの子を村へ連れてきて育てた後その魂を神々のもとへ送り返す「イヨマンテ」はアイヌの人々にとって重要な儀礼である。

近世以降、アイヌの人々は松前藩に支配され、明治以降も差別的扱いを受けたり和人への同化を強制されたりと長年にわたり苦しい状況下に置かれたが、その是正を求める動きが戦後次第に高まっていき、現在はアイヌの歴史や文化に関する理解の促進および多様な民族の共生を目指す取り組みが進められている。

厳しい環境のなか自然を敬い力強く生きるアイヌの人々を表したこのねぶたは、松前藩家老であり画人でもある蠣崎波響[かきざきはきょう]が描いた《夷酋列像[いしゅうれつぞう]》の中のイニンカリとイコトイ、そして彼らがまとう蝦夷錦から想を得たものである。今年開業十周年の節目を迎えた北海道新幹線が、北海道と本州を結ぶ架け橋として今後もアイヌ文化をはじめとする北方の魅力を広め、沿線の一層の賑わいを創出するよう期待を込めて。


その勇姿


パナソニックねぶた会

運行スケジュール

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三国志 鬼神『典韋』 / 北村 蓮明 作

典韋は曹操[そうそう]の忠実な護衛隊長で、八十斤の双戟を操る人並みはずれた怪力の持ち主である。

昼間は曹操の傍らに立ち、夜は隣室で休むなど、曹操の側を片時も離れずに職務を続けていた。

197年、宛城の張繍[ちょうしゅう]を討伐。敵が降参したので、いったんは和睦となったが、油断しきっていた曹操の陣営は張繍の奇襲に一気に打ち破られた。典韋は曹操の脱出を助けるとすぐに陣営に取って返し防戦にあたった。

武勇に富む選りすぐりの戦士と共に、敵兵を相手に長戟を振るい、鬼神のごとく敵を次々となぎ倒して行った。

しかし、圧倒的に敵の数は多く、奮戦むなしく全員力尽きてしまったのである。義経をかばって矢を受けた武蔵坊弁慶のような典韋の壮烈な戦闘に、敵も味方も感服し、曹操も涙を流したという。

ねぶたは、門前に仁王立ちし、孤軍奮闘する鬼神典韋の姿である。


その勇姿


日本通運ねぶた実行委員会

運行スケジュール

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北天金神 東日流荒吐王 / 林 広海 作

古代、東日流(津軽)[つがる]の地では獅子神を奉ずるアソベ族と、蛇神を祀るツボケ族が、相争っていた。
 
神武東征により大和国にて敗れし安日長髄彦[あびながすねひこ]は、遠く北方の東日流へと落ち延びる。安日長髄彦は両神族を統一し、やがて語り継がれる「東日流荒吐王国[つがるあらはばきおうこく]」を築き上げた。

荒吐王国は精鋭の大軍を擁し、幾度も大和国へと進軍、ついには荒吐の血を引く天皇をも擁立したと伝わる。

まさにこの時代、東日流こそ日の本の中心であった。

時は下り鎌倉初期、王家の末裔・安東氏は北の海を制する安東水軍を興し、十三湊[とさみなと](十三湖)を拠点に覇権を誇った。

しかし、1340年、突如襲った巨大津波により、栄華は一夜にして壊滅。その栄華は波に呑まれ、歴史の闇に封じられたのであった。

 

本ねぶたは、荒吐国王・安日長髄彦が、獅子神と蛇神を従え、東日流の地より鬼門の結界を打ち破り、いざ大和へ討ち入らんとする勇姿である。


その勇姿


青森菱友会

運行スケジュール

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破邪顕正 / 竹浪 比呂央 作

不動明王[ふどうみょうおう]は五大明王の中心的存在。真言密教[しんごんみっきょう]の最高仏と位置づけられる大日如来[だいにちにょらい]の化身として、全ての悪魔を降伏させるための忿怒[ふんぬ]の相をとる。

右手に利剣[りけん]、左手に羂索[けんさく]を持ち、身から激しい炎を出して一切の障害を焼き払う。おそろしい姿でありながら、内に秘めた慈悲の心が国や個人を守るものと考えられ、広く信仰を集めている。

昨今の不穏な世の中に鋭いにらみをきかせ、平和へと導かんとする不動明王。青森菱友会三十五回目の出陣を祝うねぶたである。


その勇姿


青森県板金工業組合

運行スケジュール

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義賊烈伝 石川五右衛門 / 北村 春一 作

安土桃山時代、時の権力者・豊臣秀吉に反逆した大盗賊、石川五右衛門。
富める者から奪い、貧しい者に分け与える義賊として、庶民の喝采を浴びた男の物語である。

秀吉の暗殺を企てるも露見し、京都三条河原にて「釜茹での刑」に処される。

煮え滾る油の中、五右衛門は自らの苦悶を隠し、愛児・五郎市を 頭上に高く掲げ、一刻も長く生かそうと奮闘する。

その眼光は、死を前にしてもなお鋭く、己の信念を貫く男の生き様を、人々の心に深く焼き付けた。

これこそが、世に名高い「釜茹での最期」を描いた一幕である。


その勇姿


公益社団法人青森青年会議所

運行スケジュール

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歌舞伎十八番之内 暫  / 立田 龍宝 作

歌舞伎十八番のひとつである「暫」は、成田屋・市川家代々團十郎が武力と雄弁術を備えた江戸歌舞伎の極みである。

舞台は、鎌倉鶴岡八幡宮。今や、坂東諸国を平定した公家悪・中納言清原武衡[ちゅうなごんきよはらのたけひら]が臣下の鯰坊主の鹿島入道震斉[かしまにゅうどうしんさい]や女鯰の那須妹照葉[なすのいもうとてるは]、腹心の成田五郎(赤っ面)ら、大勢の家来を従い関白宣下の式を挙げようとしていた。

そこへ、加茂次郎義綱[かものじろうよしつな]の婚約者の桂の前一行が「大福帳と掛額を奉納に来る」と言いがかりをつけて、掛額を引き下ろし、腹を出した赤っ面の家来たちに命じ、太刀下と称する善良な男女を斬ろうとしていた。

まさにその時、揚幕の中で、耳をつんざくような大声で「しばらく しばらく しばらく」と声をかけて、主人公の鎌倉権五郎景政[かまくらごんごろうかげまさ]が現れる。まるで凧のような素袍[すおう]を両腕に持ち、柿色に三升の紋が染め抜かれ、六尺以上の大刀を持ち、頭には車海老に似せた車鬢[くるまびん]を被り、力の象徴を表す力紙[ちからがみ]を付け、紅を主体にした筋隈を入れ、花道七三で「つらね(長台詞)」を述べる。

追い返そうとする悪人どもをものともせず、舞台中央に進み武衡に対し、なぜ首を刎ねようとしているのか、誰の許しを得て金冠を被っているのかと、その横暴を責め、朝廷を護る宝刀雷丸と探題の印形を返せと迫る。武衡は家来に命じ景政を捕らえようとしたが、景政は義綱たちをその場から逃がし、大太刀を抜いて大勢の奴の首を次々と斬った。

悔しがる武衡を尻目に善人たちを助けた権五郎は大太刀を肩に「さらば」と大見得を切り、「ヤットコトッチャウントコナ」の掛け声につれて六方を踏んで花道を意気揚々と引きあげる場面のねぶたである。


その勇姿


県庁ねぶた実行委員会

運行スケジュール

8/2

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大虎退治 加藤清正一槍 / 大白 我鴻 作

加藤清正は、安土桃山時代から江戸時代前期の武将。現在の愛知県西部、尾張国[おわりのくに]に生まれ、幼少の頃から羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)に近習として仕えた。
 
体格が大きく武芸に優れており、1583年の賤ケ岳[しずがたけ]の戦いでは、敵将を打ち破る功績をあげ、「七本槍[しちほんやり]」の一人として数えられるなど、勇猛果敢な武将であった。城づくりの名手でもあり、熊本城をはじめ多くの城の建造に関わった。

1592年に始まった朝鮮出兵の折、山中に構えた清正の陣に巨大な虎が飛び込んできた。大虎は柵を乗り越え、軍馬を宙に投げ飛ばし、家臣を嚙み殺して暗闇に消えていった。

夜が明ける頃、山を取り巻いて虎狩りを始めると、深い竹藪から一匹の大虎が現れ清正に飛びかかる。清正は怯むことなく磨き上げられた十文字槍を手にし、渾身の一突きを繰り出した。


その勇姿


青森山田学園

運行スケジュール

8/2

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閻魔王 / 塚本 利佳 作

輪廻転生、全ての生き物は亡くなると再び生まれ変わり続けるとされている。
生まれ変わる先が地獄なのか、極楽なのか、それは生前の行いによって決定する。

生前、悪行を働いた者が落とされる世界、地獄。

亡き者は想像を絶する責め苦にあい、もがき苦しむという。

閻魔庁で待ち構える閻魔王は亡き者を裁く十人の裁判官の一人であり、浄玻璃の鏡と人頭杖を持ち、公正な審理のもと裁きを下す。

浄玻璃の鏡は生前の全ての行為が映し出され、人頭杖は嘘を見破り、閻魔王に真を知らせる。閻魔王にはごまかしは効かず、嘘で逃れることはできないのだ。

あなたが浄玻璃の鏡の前に立つ時、果たして何が映るだろうか。

あなたは何を映したいだろうか。

清く正しい心で人生を送ることが、極楽への一歩だという。

ひとりひとりが清く正しい心を持ち合わせていれば、誰も傷つけない。

祈らずとも平和な世の中が訪れるように日々を大切にしたいものである。

人も動物も命はひとつである。

阿弥陀如来は唯一どんなに罪の重い者でも無条件で救うことのできる如来として信仰されている。どうか懸命に生きた沢山の命が極楽浄土に辿り着いていますように。見送りはその極楽浄土の世界を表現したものである。


その勇姿


ねぶた愛好会

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鎮西八郎為朝 / 諏訪 慎 作

平安時代末期、鎮西八郎為朝[ちんぜいはちろうためとも]は、父に勘当され九州へ追放された武将である。

並外れた強弓を武器に各地の豪族と戦いその名を九州一帯に轟かせた。

のちに保元の乱で活躍するも、多くの武将が倒れ、味方も散っていったがこの武者は退かない。

たとえただ一人となろうとも、勝敗ではなく誇りを懸けて戦い抜く姿。

その魂は、今なお人々の心を打ち時代を超えて語り継がれている。

ねぶたの二頭の馬は、干支の「午[うま]」に象徴される力強さと前進の意志を表している。

二頭の馬が並び駆ける姿は、為朝(ためとも)の尽きることなき闘志と、逆境にあっても前へ進み続けたその生き様を象徴している。


その勇姿


青森市PTA連合会

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斑鳩の太子と伎楽面 / 竹浪 比呂央 作

推古天皇の摂政として日本の礎を築き、文化の発展にも尽力した聖徳太子。
推古十二年(六〇四)、官吏に対する心構えとして十七条の憲法を制定した。
第一条の冒頭の句「和を以て貴しと為す」は、和の貴さを述べ、無益な対立をやめ互いに協調し国家の平和を保つべしと説いたものである。

また、大陸から伝来した仏教をわが国の宗教として受容し、第二条では仏教を篤く敬うべしと説いた。

推古二十年(六一二)には、百済[くだら]の味摩之[みまし]が大陸よりもたらした伎楽を保護し、人々に教えさせるなど振興につとめた。

伎楽は中世以降に廃絶したが、その仮面は現存しており、中でも飛鳥時代のものを含む法隆寺[ほうりゅうじ]伝来の仮面は非常に貴重なものとして令和七年(二〇二五)に国宝の指定を受けている。

このように和の思想と新しい文化を取り入れ豊かな国づくりを目指した太子の姿勢が今こそ見直され、世界各地で起こっている戦闘が終結することを切に願い、太子の若き日の姿を伎楽面とともに表現する。

なお本作における太子の装束は、山岸涼子先生の漫画『日出処の天子』に敬意を表し、そのカバーイラストに描かれた色合いを取り入れたものである。


その勇姿


ヤマト運輸ねぶた実行委員会

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狐忠信 / 北村 隆 作

その昔、桓武天皇の頃、雨乞いをするため大和の国の千年生きながらえているという雌狐と雄狐を狩り、その皮で作った鼓を打つとたちまち雨が降り出したという。この鼓が「初音の鼓」である。

京から落ち延びることになった義経に同行を許されず、初音の鼓とともに桜の木に縛られ一人取り残された静御前は鎌倉から追っ手 逸見藤太[はやみとうた]に襲われるが、遅れて現れた義経の家来・佐藤忠信[さとうただのぶ]によって助けられる。

実はこの佐藤忠信は鼓の皮とされた両親を慕う小狐(狐忠信)が佐藤忠信の姿を借りて鼓に付き添っていたのであった。

場面は伏見稲荷で小狐が佐藤忠信に化け、初音の鼓に寄り添う姿である。


その勇姿


私たちのねぶた自主製作実行委員会

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怪談 耳無し芳一 / 怪談 耳無し芳一 作

昔、赤間ヶ関(下関)の阿弥陀寺に芳一という目の見えない琵琶法師がいた。

平家物語の弾き語りが大変上手で、特に壇ノ浦の合戦の場面は人々を深く感動させ、多くの者が聞き入った。   

夏のある夜、武士が現れ、高貴な主君が芳一の琵琶を聞きたがっていると言っているので、芳一を屋敷へ連れて行く。広間には多くの人が集まっている気配がした。芳一が平家物語を語ると、人々はしみじみと泣き、主君も大いに喜びそれから毎晩のように呼ばれるようになる。

芳一が夜ごと姿を消すことを不審に思った住職が弟子に後をつけさせると、そこは屋敷ではなく、平家一門の墓が並ぶ墓場であり、芳一は墓の前に座り、無数の鬼火が舞う中、亡霊たちに向かって琵琶を弾いていた事が判明する。

住職は、芳一が平家の亡霊に命を奪われる事を恐れ、亡霊から身を隠すためのまじないとして、芳一の全身にお経を書きつけ、迎えが来ても決して声を出さず動かないよう命じる。しかし慌てていた為、耳だけは経文を書き忘れてしまう。

その夜、迎えに来た亡霊には、耳だけが闇の中に浮かんで見えた為、迎えに来た証拠にと芳一の両耳を引きちぎり去ってしまう。

朝になって様子を見に来た住職はかわいそうな事をしたと詫び、手厚く手当てをした。傷が癒えた芳一は、もう亡霊に憑かれる事も無く、芳一の琵琶はますます評判になりいつしか「耳無し芳一」と呼ばれるようになったのである。


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二分団ねぶた会・アサヒビール

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草薙の剣 / 内山 龍星 作

日本武尊[やまとたける]は父・景行天皇[けいこうてんのう]から西の部族の征伐を命じられ、九州の熊襲武尊[くまそたける]兄弟と出雲建[いずもたける]を倒して戻った。

次に東にある12の国の荒ぶる神と朝廷に服従しない者達の平定を命じられた。

日本武尊は伊勢に赴き叔母の倭姫命[やまとひめのみこと]に父親が過酷な命令をする事を相談した。

倭姫命は嘆き悲しむ日本武尊に名剣と火打石入りの袋を渡した。

やがて相模国に辿り着いた時、地方を治める官職の国造[くにのみやつこ]が、言葉巧みに日本武尊を野に誘い出し、火を放ち殺そうと企んだ。

進退きわまった日本武尊は剣を抜き辺り一帯の草を薙ぎ払い、火打石で向かい火を放ち、国造らをすべて斬り滅ぼし荒ぶる神々をすべて平定した。

この出来事が「草薙の剣」の由来になったと言われる。


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サンロード青森

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鈴鹿山の鬼神伝説 / 吉町 勇樹 作

桓武天皇の時代、伊勢国鈴鹿山に大嶽丸[おおだけまる]という鬼神が峠を往来する民を襲い、恐れられていた。

大嶽丸討伐の勅命を受けた坂上田村麻呂は三万騎の軍を率いて鈴鹿山に向かうも、大嶽丸が繰り出す幾多の神通力の前に苦戦を強いられてしまう。

そこで、田村麻呂は神仏に祈願したところ、夢の中に老翁が現れ、「大嶽丸を討つには鈴鹿御前の助力を得よ」と告(つ)げられる。

田村麻呂は全軍を都へ帰し、たった一人鈴鹿山を進むと、まだ十六歳ほどの見目麗しい女が現れ、「私は、大嶽丸を討伐する貴方を助けるために天下りました」と言った。この女こそが鈴鹿御前であった。

その後、姿を現した大嶽丸と、待ち構えていた田村麻呂は激戦を繰り広げる。大嶽丸は氷の如き剣を何百も投げつけたり、数千もの鬼に分身するなど様々な神通力をもって抵抗するも、最後は田村麻呂のソハヤノツルギによって首を落とされた。

その後、鈴鹿山には平穏が戻り、田村麻呂と鈴鹿御前は夫婦として暮らしたという。


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青森市役所ねぶた実行委員会

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十三の海鳴り・安東新九郎季兼、巌鬼山詣で / 福士 裕朗 作

鎌倉末期から南北朝時代、蝦夷管領 安東季長[あんどうすえなが]の三男、安東新九郎季兼[あんどうしんくろうすえかね]は、父に呼び出され、出羽の叛乱鎮圧を命じられる。

ことの首謀者で幕府方を標榜する叔父の安東五郎季久[あんどうごろうすえひさ]に対し、天皇方と手を組み、討幕を目論む季長。

一族や領地の垣根を越えて、北朝と南朝に分かれて争う時代の波は東北にも広がり、大規模な時代の流れとなる。

その動乱の中、朝廷より落ち延びてきた護良親王[もりよししんのう]が、十三湊[とさみなと]に辿り着いた。

父の命により、新九郎は護良親王を丁重に受入れ、しばらくの間、行動を共にする。

ある日、二人は巌鬼山の神社に参拝に出掛け、そこで、この動乱が鎮まり、一日も早く安寧の世が訪れることを祈願する。

ねぶたは巌鬼山に住む鬼と新九郎が大自然岩木山の神に動乱終息を祈願する場面を表したものである。


その勇姿


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